成長物語ではなく仮説検証プロセスを報告する成果報告会

大学の授業として夏休みに実施した「地域課題演習」の成果報告兼終了研修を行った。
この科目は、地域企業の課題解決に資する仮説検証を現場で繰り返す、いわば短期実践型のインターンシップ。
今年度は27名が受講し、仙台市内のみならず、気仙沼、南三陸、石巻、名取、山元と沿岸部に泊まり込んでのプロジェクトにも多くが参加した。

取り組んだプロジェクトは

  • 店舗の価値を見いだす!学生の集客戦略立案
  • 食の革新的ラボ・ファクトリーの立ち上げに向けたマーケティングリサーチ機能を確立
  • セレクトショップの集客力向上の施策を計画・実施
  • 価値のあるITサービスの開発・提案
  • 三陸発!国内向け高付加価値の水産加工品の商品企画
  • 「呼び込め若者!」大型イベントに若者を呼込む為の調査・企画立案・実践
  • 音声で表現し、商品の魅力を伝えるプロジェクト
  • 私がブランドマネージャー!新たな商品のコンセプト設定
  • 【体験を売れ!】農業の面白さを伝え、人が人を呼ぶ農園をプロデュース
  • 気仙沼発のグローカル企業の魅力を発信
  • 若者に選ばれる企業になるための魅力発信と採用活動の提案
  • サメの町気仙沼を取り戻すための情報媒体を創る、ディレクター右腕プロジェクト

それぞれに、企業の仮説と学生自身の仮説をすりあわせ、実践/検証を繰り返した。

成果報告会では、プロジェクトごとに

  • プロジェクト概要
  • 当初期待されていた成果
  • 仮説検証のプロセス
  • どのような成果を出したか
  • 成果達成度(受入企業が見たら何%と評価すると思うか)と、その理由
  • 成果達成に向けて、自分自身が最も力を入れて取り組んだこと
  • そこから学んだこと

について報告し、他の参加者から

  • いいねポイント(褒めポイント)
  • 今後のための提案、アイディア

についてのフィードバックを受けた。

今回の報告会を設計する際に注意したのは

ボクこんなに頑張りました!という「学生の苦労話、成長物語」ではなく

どのような仮説検証を具体的に進めたかを事実ベースで伝えるように求めるという点。
具体的な事実を基に成長を実感するのはよいが、感情的に「成長感」を味わったところで再現性はないし、高等教育で取り組む意味もない。

こんかい、できの善し悪しは様々だが、この点だけはちゃんと守られていたので、プログラムとしても合格点としよう。

日々の日報を中心とした学生対応や企業とのやりとりに力を尽くしてくれた、助教陣に敬意と感謝を送りたい。

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