今日は、「地(知)の拠点整備事業に係る職員研修会」と題して、在仙の大学職員向けのSD(Staff Development)研修の講師を担当した。
テーマは
教育の質的転換を支える現場づくり-業務に活かすアクティブ・ラーニング
ということで、学生だけではなく教職員も含む大学全体を主体的な学びの場にするために、日常の仕事の中でもアクティブ・ラーニングを実践しようというもの。
背景としての、平成24年度中央教育審議会答申や、地(知)の拠点整備事業(COC事業)に関する情報提供の後、アクティブ・ラーニングの考え方の根本を説明。
その後、部下に対する面談のロールプレイを行い、業務知識に対する分析、推論、応用のプロセスをスタッフが自ら学ぶプロセスの入り口を体感してもらった。
大学は学生と教員だけが学ぶ場であるかのように思われがちだが、それでは十分に機能を果たすことはできない。
大学とは未来を創る知を創造する機関。学生と教員と職員がそれぞれの立場で深い学びをしてこそ、大学の学びの本質を体現したすばらしい大学ができる。
そんな大学を増やす仲間作りと思い今回のSD研修を担当した。
・・と、理想を語るにしても、先は長い。
それでも、少なくとも仙台の大学には可能性を感じる。
今回のSD研修でも、皆さん講義はまじめに聞くし、ワークは和気藹々かつ一所懸命。
焦らず、腰を据えて進めていこう。