今日は和歌山大学様のお招きで大阪で大学教育加速プログラムの専門人材研修を担当。
大学の教職員向けのインターンシップに関する研修をさせていただいた。
テーマは
大学として望ましいインターンシップのカリキュラム・制度設計の考え方とは?
ということで、大学教育の中にインターンシップやそれに類するプログラムを導入する際に必要な事柄について考える研修だった。
こちらで用意したコンテンツは
- 「三省合意」を読み解く
- .教育的効果の高いインターンシップとは
- アクティブ・ラーニングの視点
- 事例研究
の四点。
このうち受講者の皆さんに興味のあるものを選んでいただいた結果、2と3について簡単な講義を行い、グループワークで考えていただくことになった。
「教育謳歌の高いインターンシップとは」については、2013年の度経済産業省研究委託事業「教育的効果の高いインターンシップの普及に関する調査」 で議論された事柄をベースに、大学教育の中にインターンシップを組み込もうとしたときに、どのような条件を満たす必要があるのかについてお話しした。
「アクティブ・ラーニングの視点」に関しては、知識伝達型の機械論的な学びのアプローチをフィールド体験型の解釈論的アプローチを経て仮説検証型の批判論的アプローチに変容させていくプロセスの中でのインターンシップの位置づけについてお話をした。
後半のワークでは、近しい課題意識を持つ人たちでグループになってもらい、「自分たちが最初に取り組むべきこと」をテーマにディスカッションをしていただいた。
全体で二時間というタイトな時間設定で、受講する人たちのニーズがばらばらという状況であったため、後半のワークは改めて疑問点を引き出すような形にし、それらに対してヒントとなるような事例や切り口をお伝えすることで次のステップへの足がかりを作るようにした。
大学が、就活支援ではなく大学教育の一環としてインターンシップを行うとするならば、ちゃんとした教育効果につながることと、それを評価できることが必須。
今回は、これらの重要性を伝えるにとどまりまった。
機会があれば、それぞれ具体的にどういうことをするのがよいのかというお話もしたいところだ。
一度がっつりお話しできる機会があるといいなぁ・・・ぼそっ