仮説検証型の思考行動特性を獲得するには成果へのコミットメントが必須

 

私が取り組んでいる宮城のCOC+事業では、「地域課題演習」という科目名の単記事戦形インターンシップが実施される。
インターンシップという名称を使わないのは、キャリ支援系の取り組みという勘違いをふせぐため。
いわゆる就職に直結するプログラムは「創造的インターンシップ」という別のものが走るので、それとの混乱も避けたい。

 

とはいえ、内容的には、地域企業の将来ビジョンの実現や経営革新のための課題解決のプロセスの一部に学生が取り組むというものであり、まさに実践型インターンシップそのものだ。

今年度はプロトタイプとして、二つのプロジェクトを実施することになった。

ひとつ目は、仙台市内の旅行会社さん。
シェアド・エコノミー型のサービスを展開されているところで、ウェブサービスの改善提案に取り組む。

もう一つは、南三陸町の水産加工業の会社さん。
県内産の米を加工した無添加アルファ米と、無添加海産物の粉末のマーケティングと販売がミッションだ。

期間は約3週間。
学生にとっては長くて手を出しにくい期間かもしれないが、実際に成果を出そうとするなら限界いっぱいの短さだ。

事前研修では、このプログラムの目的を「仮説検証型思考行動特性の獲得」とし、そのために

  1. 成果にコミットする
  2. 必ず仮設を立てて行動し検証する

ことの二つを強く意識してもらうようにした。

さて、どれほどのコミットメントと仮説検証を見せてくれるだろうか?
また、どんな副産物を生み出してくれるだろうか?

三週間後が楽しみなところだ。

2016-08-18 07.41.15

 

 

 

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