妄想から利益をつくるプロジェクト設計

湯沢市での連続セミナー「人材不足に負けない事業のつくり方」の4回目。

超高速版!妄想から利益をつくるプロジェクト設計

と第して、前回、前々回のゲストの話をふりかえりつつ、地域企業の経営革新を目指したプロジェクトの設計に取り組んだ。

1. 妄想を言葉にする!

スタートは、「こんな事できたらいいな」という妄想を言葉にすること。
そもそも妄想するということ自体が難しい場合も多々あるが、今回は意外なほどすんなりとこのハードルはクリア。
「機会があればやってみたいこと」を日頃から考えている人が集まったからかもしれない。

ここで、もうひとつ言語化したいのが、その妄想が実現しそうな気がする理由
多くの経営者は無意識のうちに現実的な足元のことを考えるようになっている。
そのため、妄想を拡げる際にも、多少なりとも実現可能性を意識している。
その実現可能性の源にあるものを言葉にすることで、その源にある自社の「ならでは」を引き出す。

2. 「ならでは」「とっておき」「いいね」

実現可能性の源にあるのは、いわゆるその企業の強み。
通常なら他者と比較して優位性を考えるところだが、地域企業の場合は、その地域の地理的・歴史的文脈を踏まえた特徴、すなわち、「ならでは」「とっておき」を突き詰めることで、他社にない競争優位につなげることもできる。
更に、他人や他地域の人から見た価値、つまり「いいね」の材料を集めることで、自社の強みがより一層はっきり認識できるようになる

3. やってみたいこと、たしかめたいこと

妄想を実現させるためのプロセスを考える中で、

  1. 自社で入手可能な資源で確実にできること
  2. できる可能性はあるが、やってみなければわからないこと
  3. どうにもできそうにないこと

を洗い出す。
1.については問題にならないし、3.については妄想自体を改めることが必要になる。
2.の「できる可能性はあるが、やってみなければわからないこと」については、どうすれば実現可能であるかの仮説検証が必要になる。
そこで、実現のための仮説とそれを検証するための具体的な取り組みを考えることになる。
それがプロジェクト設計だ。
このように切り分けると、はじめての人でも比較的スムーズにプロジェクト化ができる。

プロジェクトは、自らが設定した仮説の是非を検証するもの。
期間としては数週間から数ヶ月程度のものが適当だ。
社内の業務にしろ、新規事業の開発にしろ、仮説検証のためのプロジェクトに落とし込むことで、素早い検証と修正が進む。
それを繰り返すうちに、社内に仮説検証を当然とする風土が育つ。
一つの新規事業を生み出すよりも、それらを生み出し続けることができる組織を創ることこそが肝要だ。

4. 妄想グッドニュース

最後に、妄想が実現した時の姿を新聞記事の見出しと写真として表現した。
これらは、妄想の中でもっとも共感を呼ぶ要素を見出すプロセスでもある。
特に写真は、具体的に誰を、何をモデルにするか、それによって何を表現するのかをじっくり考えるとよい。
それが、顧客の支持を呼び、自社の「ならでは」「とっておき」を育てることにつながる。

今回の講座では、2時間ほどでこれだけのワークと関連する講義を行った。
受講した方のほとんどが、すぐにも実行できそうなプロジェクトの原型までは設計することができた。
それは、参加された皆さんのビジネスのポテンシャルの高さを表していると言えるだろう。

あとは実行あるのみ。
今後の展開に期待する気持ちが大きくなるばかりだ。

 

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