遅ればせながら、2016年年初のご挨拶を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年、宮城県の12高等教育機関協共同で「地(知)の拠点大学による地方創生事業」(通称COC+事業)申請し、採択されたことに伴い、本年1月6日付で、地域協働教育推進機構特任教授/上席COC+コーディネーターという職に移ることとなった。
以後最大4年3ヶ月にわたり、COC+事業に関わる教育プログラムの開発と実施に取り組むことになる。
特に自分自身が注力するのが、
アクティブ・ラーニングの推進による大学内のラーニング・コミュニティの創発。
一見、通常の座学に見えるような授業であっても、
- カリキュラム上の位置づけが明確
- 担当者が適切な場のマネジメントを行う
という条件が整えば、ラーニング・コミュニティの創発は可能であるという仮説を持っている。
その仮説の検証の手始めとして、4月からは250人規模の授業をアクティブ・ラーニング化していく予定だ。
その次のフェーズとしては、それを
最小限の労力ですべての教員ができるようになるための仕組み作り
が待ち構えているが、こちらもある程度の仮説をすでに持っており、検証を繰り返すことになる。
最終的には4年後、参画するすべての高等教育機関で、表面的なワークショップではなく、ラーニングコミュニティの創発とそれに伴う主体的学びの定着といったより本質的なアクティブ・ラーニングを多くの教員が過大な不可を可を追うことなく実践できるようにすることを目指している。
その状況は支障のない限り当ブログでも公開するし、何よりも論文という形で発信しようと考えている。
SNSはそれらの情報公開の補助ツールとして活用する予定だ。
ご覧いただいた皆様からのご意見やご質問を大いにお待ちしています。