友人から、
どうすれば教育コストをかけずに難関大学に入学できるのか?
という問いをいただいた。
友人は子供たちの塾代に月数万円をかけているが、友人の周囲の人たちは子供一人あたり十万円以上を毎月かけているという。
私も、若い頃には塾や予備校、家庭教師としてずいぶん払っていただいた立場なので、その数字は理解できる。
さんざん受験業界で稼がせていただいたのだが、自分自身は塾や予備校に投資したのは高校3年生の夏期講習のテキスト代2000円のみ。
それも少ない小遣いをやりくりしてつくった金。
高校ももちろん公立で、親にとっては「最低限の教育コスト」しかかけていない。
そもそも、教育なんかする気もなく、
勉強でメシが食えるか!?
中学出たら働け!
勉強は義務教育で十分!
というのが信条の親だった。
それでも、いわゆる難関大学へ行くことになったのは、
もっと深く知りたいことがある!
という単純で強い動機があったから。
さらに言えば、「勉強でメシが食えるか!?」と言われて「食ってみせる!」みたいな意地もあったかもしれない。
難関大学が、「入るのが難しい大学」と言うだけの意味であれば、全くがんばる気は起きなかった。
そうではなく、
その大学に入れば自分が望む知識や学びが得られる
と思えば、自分の欲で受験勉強もする。
ただそれだけのこと。
難関大学へ入ることが将来の生活の安定につながるとかいう理由で子供たちががんばるなんて本来無理。
親が一所懸命言い聞かせて環境を整えて初めてできることだ。
さて、どちらがよいと皆さんは思いますか?
せがれの事例はまた次回に。
こちらもこちらも、ほとんどコストかけていないのです。