第28回体力・栄養・免疫学会大会にて、特別講演の講師としてお招きいただいた。
演題は
目次
教学マネジメントの視点からみたCOC+事業 -教学マネジメントとイノベーションマネジメントの相互作用-
ということで、普段の取り組みにどんな「仕込み」があるかを紹介した。
内容は、普段FD/SD研修などでお話していることを、講演用に少しまとめたもので
- 教育の質保証と教学マネジメント
- みやぎCOC+事業の概要
- COC+カリキュラムの設計
- COC+カリキュラムの運用
- 評価と質保証
- 地域と大学が連携する意味
といったものにした。
ポイントとしては、
- COC+事業に限らず、効果的な大学教育を目指す際に共学マネジメントを意識して学部学科単位の枠組みの設計が必要であること
- 地域との連携では、「地域の御用聞き」ではなく、大学を書くとして地域のイノベーションを促進するための戦略が必要であること
- 枠組みと戦略を踏まえたカリキュラムの設計/科目配置が必要であること
- カリキュラムの進行に従って学生の学びの主体性を高めていく仕組みが必要であること
などをお伝えし、最後に地域と大学が連携する際のコーディネーターに求められる役割を以下のようにお話した。
地域や企業と連携した教育が
高等教育としてふさわしいものであるためには
地域や企業のイノベーションに対して
仮説を持って取り組み適宜検証していくことを
教育プログラムに組み込むことが求められます。イノベーションマネジメントとの相互作用の中で
教学マネジメントの進化を促すことが
COC+事業の本来の目的であると考えます。
正直、とてもマニアックな内容で、どれほどの人たちが興味を持ってくださるのか読めない環境だったが、蓋を開けてみるとこれまでの同様のテーマでの講演や研修よりも多くのコメントやご質問を頂いた。
このような場をご用意いただいた、大会会長であり東北生活文化大学の栗山先生に、この場を借りてお礼申し上げます。