今日は大学の履修証明プログラムの担当日。
テーマは「仮説設定」・・といいつつ、内容は経営戦略論。
地域コーディネートに生かせる戦略論としては、自分の専門でもある「創発的戦略」だと思っているが、それだけを伝えるわけにもいかない。

ということで、結局盛り込んだのは

競争、戦略の5側面、戦略の策定と形成、SWOT、5Forces,戦略的ポジショニング、RBV、BSC、戦略マップ、バタフライ効果、初期値鋭敏性、戦略的それは、イニシアチブ、創発的戦略

これらを踏まえて、

創発型の戦略マネジメント

について考えていただいた。

地域コーディネーターは地域のリーダーではないし、地域に揺らぎを起こす若者たちでもない。
むしろ若者たちの無茶な取り組みに意味づけをして、地域のリーダーに理解させ、全体の動きを本お少し変えるのが役割。
これを適切な局面で繰り返すことで、地域は徐々に変わっていく。
これは、ちょうど、会社における創発型ミドルの役割に近い。
現場での試行錯誤について、必要なものに意味づけをし、不要なものを淘汰して全体戦略に影響を与える役割だ。

・・・と、仮説設定から大きく話がそれつつも、結構深い話ができた一日だった。

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しかも、今日は、特定非営利活動法人いわてNPO-NETサポートの菊地さんが特別参加。

普段の活動を、地域コーディネーターとしての戦略マネジメントの視点で語ってください

などという、ハーパー無茶ぶりにも応えていただき、恐縮の極み。
受講生の要求レベルが上がると、こんな講義になってしまうんだね。

この先には、人的資源マネジメントや財務も待っている。さて、どんな講義になることやら・・