「地域イノベーター留学」には地域の関係性を組み替えるための仕込みが満載

今日は、NPO法人ETIC.主催の「地域イノベーター留学」の最終報告会。

この講座は、首都圏の社会人/学生が様々な地域にフィールドワークに行き、それぞれの地域のコーディネーターの元で地域課題の解決に資する提案を考えるというもの。

こう言っては何だが、数回の座学+フィールドワークで「地域イノベーター」が育つとは誰も思っていない。
しかし、それぞれの地域に「よそ者」が入ることをうまく使えば、地域内の関係性の再構築に使うことはできる。
だから、提案そのものも大事だが、その提案が生まれてきたプロセスを振り返ることがさらに大事になる。

参加者にとってのメリットは、「地域に入ること」を安全に体感できるというところ。
コーディネーターも何もつかずに、見ず知らずの地域に入って何かをしようと思うと相当な軋轢もある。
各地域ごとの「お作法」もそれぞれだ。
それらを、地域コーディネーターというバックアップがある中で体感し、実際に移住なり何ありをするときに活かすことができる。
また、地域の人たちとの関係性の中でものを見るということがどういうことか、そこに外部の視点を持ち込むということがいったい何をもたらすのか、といったことも考えることができる。

今年からこの講座のメンター役として関わらせていただくようになったが、これだけ仕込みの多いプログラムだと、なかなかに面白い。
今年度の後半はさらに新しい取り組みが始まるとのこと。
とても楽しみにしている。

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