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企業の未来と若者の未来をつなぐコーディネーターを増やそう

7月末から8月半ばにかけて、中小企業庁の「地域人材コーディネーター養成事業」の若者版の講師として、東京、大阪、仙台の講座を担当した。

スケジュール的には

  • 7月28日〜29日 大阪
  • 8月3日〜4日 東京
  • 8月6日〜7日 仙台
  • 8月18日〜19日 東京

と、なかなかにハードな日程。

事業全体の立て付けとしては、地域の中小企業に若者、女性、シニア人材をマッチングし定着をはかるコーディネーターを養成しようというもの。
いわゆる採用支援の仕事ととらえるなら、人材会社の皆さんにお願いすればよい。
実際、女性やシニアに関しては、即戦力としてマッチングできる可能性も高い。

一方、若手人材は、「今日の事業の担い手」としては適切ではない。
むしろ、「明日の事業の担い手」となる人材を確保したいところだ。
そういう意識を持たないのであれば新卒採用は必要ない。
優秀な若手人材の側から見れば、自分の未来を託すにふさわしい企業を選びたいのは当然のこと。
当然、将来にわたって成長発展する可能性の高い企業に就職したい。
この両者のニーズをともに満たすとするなら、

企業の将来ビジョンや経営革新につながるプロジェクトへの若手人材の参画

が効果的だ。

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地域人材コーディネーターの中でも、若手人材のマッチングと定着を担当する人には、こういう考え方に基づくスキルが必要になる。

そのため、今回の講座は、就職のコーディネートではなく、課題解決型職場実習、すなわち実践型インターンシップのコーディネートのスキルを学ぶものとなっている。

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受講する側とすれば、通常の人材マッチングに関する目標設定も厳しい中で、短期的にはそこに貢献しない取り組みへの参画ということになり、心理的なハードルも大きいだろうということは想像に難くない。

しかし、これから先地域の企業の成長発展に寄与する立場をとろうとするのであれば

企業の未来を一緒に作るコーディネーター

でなければ存在価値は保てないだろう。

参加者の中には私よりも年長の方も多いが、こういう考え方を十分に理解してくださる方もたくさんいて心強い。
特に、60歳を過ぎているであろう人たちが、新しい概念を叩きつけられても、ご自身の経験値を脇においてそれを真摯に学ぼうとしている姿には、ただただ頭が下がる。

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実践型インターンシップにはディープ・アクティブラーニングの仕組みが組み込まれている。それ自体も意味はあるが、その先には

深い学びのできる人が取り組む挑戦を組織の戦略や地域の方向性にうまく取り込んで、全体の動きを変えていく戦略マネジメントができるミドルマネージャーや地域コーディネーター

を増やすという意図が込められている。
今回の講座も、長期的にはそういった人がふえる種まき。
花が咲くには一世代かかるかもしれないし、すべてが実を結ぶわけでもない。
それでも種をまき続けるのが自分の役割なのだろう。

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